セッション中、股関節や足指、手の指の関節を締めて締めて締めまくるのですが、股関節を締めるだけでも、顔が上がります。

どうして? 関節ってロボットでいうネジになります。ネジが緩いロボットってどんな風になります?ゆるゆる、グラグラになりますよね。

身体も同じです。 関節を緩めるというのは、身体もグラグラになっちゃうんです。股関節が詰まっているからと緩めるのはいいですが、骨盤底も同時に緩むので年を取った時に尿漏れになる人が増えないかな・・・と懸念してます。

骨格を移動していく時には、ストレッチや運動を控えて頂きたいのですが、ストレッチというのは、ロボットの素材がゆる~くなっていくのと同じだと考えています。

私たちが求める柔らかい身体というのは、ロボットの素材が柔らかい身体のことをいうのでしょうか?

ここで開脚でも検証、考えてみましょうか。開脚が出来ない人が開脚を目指すとき、股関節を緩めて緩めて、内ももやハムもストレッチして、筋肉を伸ばして伸ばして伸ばしまくる方が多いです。

が、カラダから見た正しい開脚って、股関節が大腿骨頭の中を動くことで開脚が出来るというのが、正しい開脚なのです。筋肉ではなく、骨の重力移動で開脚が出来る。これが正しい開脚です。

サッカー選手でも試合前にストレッチした方がケガをしやすいという話は聞いたことある方もいらっしゃると思います。今ではストレッチしないプロもいらっしゃるのもスポーツ番組ではよく聞く話です。

昨今ヨガやストレッチがとても流行っていますが、もし身体に不具合を感じられている方は少しお休みする勇気も必要かも。常に身体の声を聴いてあげてくださいね♡ カラダは嘘をつかないから、筋肉を使いすぎてて不具合があるなら、それは少し休んでね、と言われているということかもしれませんよ。筋トレは筋肉を収縮させる作業です。プロのアスリートなら、その競技に勝つための筋肉は必要かもしれませんが、わたしたち一般人は、重力に抗うカラダではなく重力と地球の螺旋と仲良くなるカラダが不具合なく、一生自分の脚で歩いていけるカラダなのではないかと思います🧡

いま痛みがあるな、というかたは、何事もやりすぎは注意ですので、ストレッチについても、一旦立ち止まってみて考えてみてください。